養育費に関する必須情報 ここはおさえておきたい!

養育費の支払いが滞った場合

義両親や親族への請求はできるか

養育費の不払いの多い現状では、本人に支払う資力がなかったり、そもそも払う気がなかったりした場合などに、その両親から支払ってもらう事はできないか、と考えた事がある方も多いかもしれません。

子供にとっては祖父母にあたるわけですし、元配偶者はその子供ですから、気持ちとしては支払って欲しいと思うかもしれません。しかし、養育費の支払い義務は、あくまでも親の子供に対する扶養義務であり、祖父母にはその義務はないのです。

しかし、養育費の支払いを決める時に、両親や親族の同意があれば連帯保証人にする事は可能です。ちなみに血縁関係の無い第三者を保証人にする事も可能ではありますが、現実的にはあまり無いでしょう。

連帯保証人になっていれば、もしも本人からの支払いが滞るとか、養育費を払い続ける事が難しい状況になった時、また本人が死亡してしまった場合等に、その保証人に対して直接請求する事が可能です。更には、連帯保証人が支払いを遅延した場合、その保証人に対しての強制執行をする事もできます。もちろん、かならず公正証書に残して置く事が条件となります。

どちらにしても、保証人となる人物に、養育費を支払えるだけの資力がなければ払ってもらうのは難しいので注意が必要です。例えば連帯保証人が、年金暮らしで支払いが難しい場合や、本人よりも先に死亡してしまう場合もあり、デメリットも考慮した上での判断が必要となります。

養育費は親の子供への生活保持義務であるという考え方から、連帯保証人をたてるという考え方には馴染まないとする考え方も一部ではあります。しかし、親や親族などを連帯保証人にする事によって、本人に心理的なプレッシャーがかかり、支払いが確実に続くという効果も期待できるのは事実でしょう。